銀河と銀河団

 

○銀河

 銀河とは数百から数千個の恒星などが集まっている天体です。地球からから見る夜空の星は、ほとんどが私たちのすむ銀河系の星々である。銀河系とは太陽系を含む銀河のことを言い、私たちの住む太陽系は銀河系の端の方にあります(下図)。

銀河

○銀河団

 多数の銀河がお互いの重力で集まっている大規模な集団があります。この数多くの銀河が集まっている集団を銀河団と言います。銀河団は力学的に平衡に達した天体としては宇宙で最大であり、その大きさは直径10[Mpc]に達するものがある(pcとは天文学で使われる単位で、1pc=約3.26光年)。

 かみのけ座銀河団を可視光で見ると銀河団の中にある多数の銀河の光を見ることができる。

NGC4874銀河

NGC4889銀河

5.63 百万光年

横から見た銀河のイメージ図

上から見た銀河のイメージ図

 ここで、銀河団を可視光の光ではなくX線で見るとどのような様なものが見ることができるのだろう?

天の川銀河

 ここで    の方向を見ると、下にある写真の様な夜空を見ることができます。これは、私たちが良く知っている天の川です。つまり、天の川は地球から銀河の中心を見ているところです。

地球

太陽系

銀河系

銀河団

超銀河団

大規模構造

r = 6700km

1 光年

1 0 万光年

1000 〜 1 億光年

1 3 7 億光年

1 0  m

16

1 0  m

21

1 0  m

23

1 0  m

24

1 0  m

26

 宇宙の広がりを地球を最初にして比べてみると下図の様になる。ここで、銀河団に注目する。

かみのけ座銀河団の可視光画像